中川李枝子先生、ありがとう

 あの「ぐりとぐら」の「文」を担当していらっしゃった中川李枝子先生が、なくなったと知りました。

 

ハートの花

 

「いやいやえん」のしげるが、だめって言われてたのにどんどん果物食べちゃうシーン、はらはらしたなー。
(あいつってほんと、あとさき考えないよな……)

 

「ももいろのきりん」のキリカが、のりが乾いてなくて立てないシーン、あああどうしよう……! ってなったなー。

 

 そんなちびっこは、月並みではありますが、本好きの小学生になり、その後大学の研究室にあったコンロで同級生と「ぐりとぐら」のカステラを作るような学生時代を経て、子どもと一緒に絵本や児童書を楽しむ母になりました。

 

(途中、あんまり月並みじゃなかったかもですね 笑)
(フライパンで作ったカステラ、ちゃんと食べられましたが、いやむしろわたしは作らず食べるだけでしたが、本の中のカステラの方が美味しそうだったなあ)

 

 おかげさまで子どもたちはすっかり大きくなり、一緒に本を読むことはなくなりましたが、この先もしも孫を授かったら、手元にある本をその子たちとまた一緒に……なんて言えたら、かっこいいのですがー 笑

 

 なにせ、手元に残している絵本や児童書はみんな、何度も読まれて、かなーりくたびれているので 笑、そんな未来が訪れたときには、新しく買い直すことになると思います。

 

 何度も何度も読んで、何度も何度も楽しみました。

 

 わたしも子どもたちも、まわりの人や友人たちも、思い出すとにこにこしてしまうような、幸せな体験をさせていただきました。


 中川先生、ありがとうございました。