小説「アルセーヌ・ルパン」シリーズ読む順番とおすすめ出版社【追記あり】

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 今回は、小説「アルセーヌ・ルパン」シリーズを読む順番と、おすすめの出版社を紹介します。

 

 \ルパンシリーズ前回記事はこちら/

 
      \読みたい項目へGo ♪/
■目次■

最初に結論:「偕成社全集を順に」読んでから、ハヤカワ文庫『最後の恋』を

 ■結論■

 

 偕成社の「アルセーヌ=ルパン全集」を順に読んだあと

   ↓

 ハヤカワ・ミステリ文庫『ルパン、最後の恋』を読む

 

 のがおすすめ。

 

 もう少し説明すると、

 

(1)次の項目でご紹介する偕成社全集の、第1巻『怪盗紳士ルパン』から第25巻『ルパン最後の事件』まで(*注)順に読み、

 

(2)読み終わったら、ハヤカワ・ミステリ文庫『ルパン、最後の恋』を読む

 

 というのが、もっとも読みやすい方法だと思います。

 

(*注 ただし、第25巻『ルパン最後の事件』は、邦訳が偕成社全集にしかなく、また現在、在庫・電子書籍ともありません。そのため、第24巻のあと『ルパン、最後の恋』に移るというのが現実的なところかもしれません)

 

【追記】2025年10月現在、第25巻も紙の書籍で買えるようになりました! 

 なお、第25巻の電子書籍はありません。

 

 ※第1~25巻の他、別巻もある全集

 /第24巻まではkindleもあります!\

 

 (全集第1巻を紙の新品で読むならこちら)

 

 ※全集第25巻

(2025年10月現在、電子書籍なし)

 

 ハヤカワ文庫『ルパン、最後の恋』・kindleも!

(新書もあります ↓ )

「ルパン」シリーズを読む順番

「ルパン」シリーズ読む順番=出版順

「ルパン」シリーズは、作中でしばしば、過去作への言及があります。

 

 ネタバレ回避のために、作品が出版された順に読むことをおすすめします。

「ルパン」シリーズ出版順(と、それ以外のあれこれ)がよくわかる、超おすすめサイト!

 前回記事でご紹介したハヤカワ・ミステリ文庫『怪盗紳士ルパン』の巻末には、2014年7月現在の「ルパン」シリーズ発表順作品リストがあります。

 

 このリスト、2012年に発表された『ルパン、最後の恋』を含む、シリーズ邦題・原題と発表年が一覧となった、とても便利なもの。

 

 ですが、

 

 実は、さらにわかりやすく便利なサイトがあります。

 

 それが、

 

 徹夜城さまのサイト

「徹夜城の多趣味の城」!

(ほんっとうに、たくさんの趣味をお持ちです)

 

 の中にある、

 
「忍者屋敷:怪盗ルパンの館」!!

 

 特に、トップページにリンクのある

 

「??どれを読んだらいいの?ルパンシリーズ読書入門編??」

 

 がおすすめです。

 

 ひとつひとつの作品について丁寧に説明されている上、た~くさんの邦訳作品を比較できるようになってるんです。

 

徹夜城さま、
ありがとうございます!

「ルパン」シリーズおすすめ出版社:偕成社全集と、最新作の邦訳3社について

作品数なら「偕成社全集」

「ルパン」邦訳作品が、現時点でもっとも揃っているのが、偕成社の「アルセーヌ=ルパン全集」です

 

(同じ内容が同社から文庫化もされていますが、まだすべての作品はカバーしていません)

 

 この全集、出されたのが80年代と古いことと、対象年齢が「中学生から」とされているのが気になるところ。

 

 ですが、後述の通り訳文はそれほど古くありませんし、子どもの本を専門とする出版社の本とはいえ、大人が読んでも楽しめる作品になっています。

 

 というわけで、シリーズほぼ全作品が読めるという圧倒的な強みを持つ、こちらの全集をまずはおすすめします。

 

(※第25巻『ルパン最後の事件』のみ、現在、在庫も電子書籍もありません。また、
邦訳は、この偕成社全集のみ

【追記】2025年10月現在、第25巻の紙の在庫あり。電子書籍なし。

 

 ただし……

「偕成社全集」にも未収録の作品が!『最後の恋』(2012年発表):
邦訳3社を比較

邦訳3社:大人向けは2社あるが、現在新品を入手できるのは1社=ハヤカワだけ

 先ほど「ほぼ全作品」と書いた通り、

 偕成社全集には、2012年に発表された「ルパン」シリーズ最終作『ルパン、最後の恋』(*)が収録されていません

 

(*『ルパン最後の恋』『リュパン、最後の恋』という表記もあります)

 

 現在、同作の邦訳は3社から出されています。

 

  • その内、大人向け作品は、ハヤカワ・ミステリ文庫(新書も)と、創元推理文庫

 

児童向けに、ポプラ社『ルパン最後の恋』があります)

 

  •  そして、創元推理文庫は現時点では在庫がなく、電子書籍もないので、中古品しか入手できません。

 

(紙の本は在庫切れ、電子書籍なし)

 

 以上の理由から、「偕成社全集」未収録の『ルパン、最後の恋』については、ハヤカワ・ミステリ文庫の作品をおすすめします。

 

(同じ平岡敦訳のハヤカワ新書もあります。

このブログでは、同時収録の短編が偕成社全集とかぶらない文庫の方をおすすめしますが、お好みでどうぞ)

「ルパン」シリーズ「偕成社全集」→ハヤカワ『最後の恋』、続けて読める?:文体と内容を比較

偕成社全集とハヤカワ・ミステリ文庫の文体比較:続けて読める!

 当記事ではここまで、

「ルパン」シリーズの読む順番と出版社について、

  • まずは偕成社全集で『ルパン、最後の恋』以外を読み、
  • そのあと、ハヤカワ・ミステリ文庫『ルパン、最後の恋』を読む

 という方法をおすすめしてきました。

 

 

 とはいえ、実際に読むにあたって、

 

 子ども向けで古い偕成社全集

 と

 大人向けで新しいハヤカワ文庫

 

 続けて読んだら、変な感じにならん?

 

 と思いませんか? 笑

 

(正直、わたしは感じました 笑)

 

 

 というわけで、シリーズ第1作短編集『怪盗紳士ルパン』第6話『ハートの7』冒頭で、両社の作品の文体を比べてみました。

偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」第1巻『怪盗紳士ルパン』文体

 

 \紙の新品で読むならこちら/

 

【引用】(ふりがなは省略)

 

 あることがいつも問題になる。そしてぼくは、よくそのことについてたずねられた。

 

<ぼくはどのようにしてアルセーヌ=ルパンと知りあったのか?>

 

 現在、ぼくがルパンと知り合いであることを疑う人はだれもいない。たしかにぼくは、いつも彼といっしょにいるわけではない。そんなことはルパンの生きかたそのものからして不可能だ。しかし少なくとも、ぼくが彼と親しいあいだがらにあり、いつも彼からうちあけ話をきいている、ということは事実なのだ。そのことは、ぼくがこのとほうもない人物について、さまざまの詳細なデータを収集しているということ、ことあるごとに新しい情報を提出していること、表面しかわからない事件についても、その裏に隠された真の理由やトリックについて説明や解釈をほどこしていること、などからしてもじゅうぶんに納得してもらえるだろう。

 

(引用終わり)

 

⇒前述の通り、偕成社は子どもの本を専門とする出版社

 このルパン全集も、対象年齢は「中学生から」です。

 

 文章はわかりやすくかみ砕いた表現になっており、漢字のふりがなが多いのも特徴です。

ハヤカワ・ミステリ文庫『怪盗紳士ルパン』文体

 

【引用】

 

 誰もが疑問に思っているらしく、わたし自身もよく質問を受けた。

 

《どのようにして、アルセーヌ・ルパンと知り合ったのか?》と。

 

 わたしとルパンが知り合いであることには、疑いの余地はない。びっくりするようなことばかりしでかすあの男について、わたしは多くの事柄を集め、否定しがたい事実を発表し、新たな証拠を明らかにしている。また彼の行動について、わたしなりの説明も行なっている。みんなそれを外から眺めるばかりで、秘められた動機や目に見えないからくりについては、知られていないからだ。もちろんルパンはああいう暮らしぶりなので、親しく行き来するのは無理というものだが、少なくともわたしたちは友人で、打ち明け話もする仲だと言っていいだろう。

 

(引用終わり)

 

⇒ハヤカワ・ミステリ文庫の新訳は、特に子ども向けとされてはいません。

 とはいえ、難しい表現もないので、こちらも中学生以上なら無理なく読めそうです。

文体を比べた感想:大丈夫!

 偕成社全集の方がわかりやすい表現ですが、幼すぎるというほどではありません。

 わたしの場合、読み始めはたしかに違和感がありましたが、すぐに慣れ、物語を普通に楽しめました。

 

 逆に、子ども向けとはされていないハヤカワの方も、中学生以上なら読めます。

 

 というわけで、

 偕成社全集→ハヤカワ文庫と、続けて読んでも違和感なしです!

偕成社全集とハヤカワ・ミステリ文庫の内容比較:続けて読める!

 作品の内容も、偕成社全集→ハヤカワ文庫で大丈夫です。

 

 たとえば、『怪盗紳士ルパン』に収録されたある作品では、登場人物が不倫を暴露すると脅される事件が出てくるんですよね。

 

 子ども向け作品との違いが目立つシーンでは? 

 と思いましたが、実際に読み比べてみると、

 もともと間接的な表現になっているせいか、偕成社全集とハヤカワ文庫の違いはほとんどありませんでした 笑

補足 ハヤカワ・ミステリ文庫は6冊だけ

 こうなると、

 

「そもそも、ハヤカワ文庫の新訳でシリーズ全作読めたら話が早いのでは?

 

 という気持ちになりませんか? 笑

(わたしはなりました 笑)

 

 でも、ハヤカワ・ミステリ文庫「ルパン」シリーズは、現在6冊だけ。

 第1作『怪盗紳士ルパン』のあとは、こちら ↓ の5冊しか出ていないのです……。

 

(原作発表順)

 

 

 

(電子書籍のみ)

 

(2004年制作フランス映画「ルパン」の原作)

 

結論 「ルパン」シリーズ出版社、偕成社→ハヤカワ続けて読めます

偕成社とハヤカワで大丈夫

 この記事の冒頭で述べた通り、

 

偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」第1巻~第25巻(*)

 

ハヤカワ・ミステリ文庫『ルパン、最後の恋』

 

 という組み合わせで、続けて読むことをおすすめします。

 

(*ただし、第25巻『ルパン最後の事件』の邦訳は偕成社全集にしかなく、在庫・電子書籍とも現在ありません)

補足 電子書籍あり・オーディブルなし

  • 偕成社の「アルセーヌ=ルパン全集」は、第24巻まで電子書籍対応しています。

 

  • ハヤカワ文庫『ルパン、最後の恋』も、電子書籍対応しています。

 

 したがって、

 電子書籍なら、偕成社全集第25巻『ルパン最後の事件』を除く「ルパン」シリーズの、ほぼ全作品をさくっと読めます

 

(※『ルパン最後の事件』の邦訳は偕成社全集にしかなく、在庫・電子書籍ともなし

【追記】偕成社全集第25巻『ルパン最後の事件』は、紙の中古本なら入手できるようになりました。(2025年10月現在)

 

 なお、ここで、

「それなら【聴く読書】オーディブルでもいいのでは?」

 と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

 

 が、偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」もハヤカワ文庫『ルパン、最後の恋』も、残念ながら、現在まだオーディブル作品はないんです……

まとめ:「ルパン」シリーズ読む順番とおすすめ出版社

胸には「冒険、それはアルセーヌ・ルパンの人生そのものです」(『虎の牙』より)のプリントが ♪

 

 現時点では、

 偕成社の「アルセーヌ=ルパン全集」を順に読んだあとで、

 ハヤカワ・ミステリ文庫『ルパン、最後の恋』を読むことをおすすめします。

 

 \第1~25巻の他、別巻もある全集/

 /第24巻まではkindleもあります!\

 

 \ハヤカワ文庫『ルパン、最後の恋』・kindleも!/

 

 

 とはいえ、手に入りにくかったり揃えにくかったりする他の作品にも、それぞれの良さがありますよね。

 

 余裕があれば、前述の徹夜城さまのサイトなどを参考に、いろいろな作品を手に取って、ご自分の推し作品をみつけてみるのも楽しいかと。

 

 

こんなマンガ化作品も!(「ルパン三世」ではなく、小説のマンガ化です)

 

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 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 みなさま、どうぞ楽しい物語体験を♪

 

 

 

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