しかも、同シリーズでは初めての、作中でちゃんと犯人を明記するという試みも! 笑
東野ミステリーらしい、二転三転する推理劇をお楽しみください。
2023年出版。

「あなたが誰かを殺した」あらすじ
実は春那は、検証会の前に、「あなたが誰かを殺した」と書かれた謎の手紙を受け取っていて――。
「あなたが誰かを殺した」感想
さまざまな登場人物
職場で命じられた1か月の休暇をもてあました加賀が、金森登紀子の紹介で事件の遺族たちによる調査に参加する、というこの作品。
4軒の別荘の住人たちには、経営する会社の従業員や娘の婚約者なども含まれるため、小学生から老人までさまざまな人物が登場することに。
とはいえ、そこはベストセラー作家、短い描写でそれぞれをしっかりキャラ立ちさせています。
物語は複数の視点で進みますが、キャラが描き分けられているため読みやすいです。
ただ、クリスティー作品のような「思わせぶり!」なシーンがあまりないため、途中まではやや単調に感じるかもしれません。
いくつもの殺人、いくつもの謎(+もうひといきだった話 笑)
一晩で何人もの人が刺されるという凄惨な事件なのに、詳細は不明。
ということで、当然、作中ではいくつもの謎が出てきます。
このうちの、メイン(?)のふたつの謎について。
わたくしとらじの推理が! 惜しかったんです!
もうひといきだったんだよなー 笑
(1)スレたミステリーファンらしく(?)雰囲気で「あやしい!」と感じた件。
これは、当たっていなくもなかったけど、よもやの理由でびっくりしました。
うわー、ノーマークだったわー。
(2)理詰めで「これだ!」と思った別の件。
これは残念ながら、「じゃない方」でした。
あー、たしかに、あそこも読んでてちょっと引っかかったんだよなー。
えーでも、めちゃくちゃ怪しかったのにー。って、くっそーミスリードか! ぐぬぬ。
(何を書いてるんだこのブログは、と思われたみなさま、ごめんなさい 笑)
(いつも通り、ネタバレ防止にふんわりした書き方にしております 笑笑)
ラストシーンが、いい!
ラストのひとつ前のシーンが、意外でありながら爽やかで、とっても「ラスト!」って感じなのですが。
スレたミステリーファンのわたくしとらじ、正直、ちょっと都合よすぎん? と思ってしまったんですよね 笑
が、そのあと、白紙のページを挟んで出てくる本当のラストは、
- ミステリーとして面白い展開に加えて、
- ある人物の心情の、非常~に丁寧な描写に、
これまで読んだ東野作品で、一番グッときました!
共感~。
でもここ、最後だけ読んでも伝わりません。
気になる方は、
絶対飛ばさずに、そして、絶対最後まで読んでくださいね!
加賀恭一郎「殺した」シリーズ全4作
第1作「どちらかが彼女を殺した」1996年発表・加賀恭一郎シリーズ第3作
第2作「私が彼を殺した」1999年発表・加賀恭一郎シリーズ第5作
第3作「あなたが誰かを殺した」2023年発表・加賀恭一郎シリーズ第12作:この記事で紹介しました
最新/第4作「誰かが私を殺した」2024年発表・加賀恭一郎シリーズ第13作は「聴く読書」Amazonオーディブル
\紹介記事はこちら!/
「あなたが誰かを殺した」こんな方におすすめ
- 本格ミステリーの好きな方
- 加賀恭一郎シリーズ、中でも「殺した」シリーズのファン
- 東野圭吾作品のファン
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
みなさま、どうぞ楽しい物語体験を ♪
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